学習塾、8月以降の受講生増加・売上減少…経産省調査

 経済産業省は12月10日、特定サービス産業動態統計調査を発表した。学習塾の10月の売上高合計は、299億9,500万円で前年同月比101.7%。受講生数は、約105万人であった。

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学習塾の売上高、受講生数、事業所数、従業者数および講師数
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 経済産業省は12月10日、特定サービス産業動態統計調査を発表した。学習塾の10月の売上高合計は、299億9,500万円で前年同月比101.7%。受講生数は、約105万人であった。

 同調査は、調査対象とする特定のサービス産業の売上高等の経営動向を把握し、短期的な景気、雇用動向等の判断材料とし、サービス産業の健全な育成のための資料を得ることを目的に、1987年より毎月調査として実施している。学習塾については、2004年より調査を行っている。

 学習塾の10月の売上高合計は、299億9,500万円(前年同月比101.7%)。このうち、受講料収入は、281億4,700万円(同101.5%)、教材料売上高18億4,800万円(同104.2%)であった。

 受講生数は、105万1,760人(同101.8%)、塾の数(事務所も含む)は、9,120校(同103.2%)、講師は8万461人(同97.0%)であった。

 8月以降、受講生と講師数が増えているが、売上高は減少している。例年、新学期から受講生が徐々に増え、受験シーズンの1月にピークを迎える傾向にある。

《工藤めぐみ》

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