振り込め詐欺の被害者へ返せなかった40億円を奨学金へ
日本財団は、2013年度より振り込め詐欺の被害者へ返すことができずに預保納付金として管理されていた資金の一部を活用し、犯罪被害者等の子どもに対する奨学金制度「まごころ奨学金」を実施する。申請受付は1月31日まで。
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同財団は、振り込め詐欺などで発生する預保納付金の担い手となり、犯罪被害者の子どもを対象とする「まごころ奨学金」をスタートした。
預保納付金は振り込め詐欺など犯罪に使われた預貯金口座に、被害者に返済されないまま残されたお金。預保納付金額は2012年10月末時点で約50億円にのぼる。
「まごころ奨学金」は高校、大学、大学院などに在学、または進学を希望する犯罪被害者の子弟が対象。預保納付金のうち40億円を基金に、月5~10万円の奨学金を無利息で貸与するほか、25~30万円の入学一時金も用意される。返済は卒業後30年以内。年間200~300人が奨学金の対象となる見込みという。
なお、成績の条件などはなく、他の奨学金も同時に利用できる。詳しくは、日本財団の奨学金募集要項を参照のこと。
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