【大学受験2013】東大家庭教師 吉永賢一氏に聞く「二次試験直前の過ごし方1」…センター成功
大学入試センター試験、受験生の皆さんは実力を発揮できただろうか。東大をはじめとした難関大学や医学部受験生を1,000人以上指導し、東大家庭教師シリーズなどの著書をもつ吉永賢一氏に「二次試験直前の過ごし方」を聞いた。
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--センター試験で実力が発揮できた人は、今後どのように過ごせばよいでしょうか。
センター試験の結果がよく、二次は予定どおりの志望校に出願する人は、ただひたすら二次に向けて準備をしていける訳ですが、それでも、過ごし方は、学力レベルや暗記項目が残っているかどうかで、人により変わってきます。
まず、暗記項目の確認と、志望校の過去問に触れていきましょう。
過去問は、解くだけでなく、分析することが大切です。ここで、自分の点数を伸ばせる余地を見ていきます。ここまで直前期になれば、とにかく点数を上げることが重要なので、過去問に触れて、どこを勉強すれば一番総合点がアップするか、ということを分析して、対策をしていくのです。どうしても自分で、どこが点数を伸ばせる箇所なのかわからないという場合は、優秀な人の意見を聞くのも良いと思います。
それから、直前期はもっとも集中力が高まるときです。「これさえやれば点数が伸びる」とわかっているのに後回しにしていたところ、つまり、「やれば伸びる」とわかっている弱点箇所に向き合って、解消していきましょう。何度も間違っていたり、やればできるはず…と自分の中でわかっていながら後回しにしてきたところです。しかし、不得意なところなので、なかなか手が回りにくいかもしれません。その場合は、起床したらすぐにやる、学校や塾から帰宅した1番にやると決めて、取り組むようにしましょう。
センターの点数が取れても、二次の勉強はまだほとんど手をつけていないという人もいるでしょう。この場合は、自分が今から点数を上げられる科目に力を入れ、とにかく総合点を上げる努力をしましょう。
ある程度勉強の終わっている人は、勉強しすぎず、気分転換の散歩なども有効です。
ちなみに、数学は毎日やっていないと勘が鈍るので、直前2週間くらいは、毎日問題を解くようにしたほうがよいでしょう。特に、記述式で出題される大学を受ける人は、毎日1題は、答案を書き続けることを勧めます。
--ありがとうございました。
第2回では、センターで失敗した人の過ごし方について紹介する。
《編集部》
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