全国24大学でスマホ通信速度を調査…旧帝大速度No.1は阪大
この春から大学生生活を始めるにあたって、スマートフォンの新規購入や買い替えを考える人もいるだろう。進学・進級で生活圏が変わる人もいるはずだ。そこで、全国24大学で、国内3大携帯キャリアのスマートフォンの通信速度を調査した。
デジタル生活
モバイル
advertisement

世代別メディア&マーケティング事業を展開するGMHoldings(GMH)のグループ会社が運営する、学生向け情報サイト『CampusNavi』では、「新生活応援企画」として、いまどきの学生たちの必須アイテムであるスマートフォンに焦点をあて、全国8エリア(札幌・仙台・東京・名古屋・関西・広島・四国・福岡)の24大学で、LTE対応スマートフォンの通信速度を調査した。
調査は、現役の大学生で構成されるキャンパスナビ学生調査隊が、計24ヵ所の大学入口付近で、通信速度測定用のアプリ「RBB TODAY SPEED TEST」を使って計測した。1大学につき通信速度を各3回ずつ測定した。
調査に使用した端末は、「Xi」対応の『GALAXY S III α SC-03E』(NTTドコモ)、「SoftBank 4G」対応の『PANTONE6 200SH』と「SoftBank 4G LTE」対応の「iPhone5」(ソフトバンクモバイル)、そして「au 4G LTE」対応の『GALAXY S III Progre SCL21』『iPhone5』(au)の5端末。いずれも2012年の秋から冬に発売されている。
調査は、高速なインターネットが可能となる「LTE」の受信可否と、動画サイトやソーシャルメディア、アプリや音楽などを楽しむ際の快適さに直結する「下り速度」にスポットをあてて実施した。
■調査結果:iPhone
iPhoneの全国平均ではauが下り5.74Mbpsなのに対し、ソフトバンクは下り14.02Mbpsで、ソフトバンクに軍配が上がった。エリア別に見ても、7エリアでソフトバンクが速い。特に、札幌エリアの3大学では、auを5倍近く引き離している。
LTEの受信可否を見ると、LTE受信OKだったのが、auは16大学で、ソフトバンクでは22大学と、こちらもソフトバンクが上回っている。関西エリアではソフトバンクが3大学ともLTE受信ができているのに対し、auは大阪大学だけだった。
■調査結果:Android
Androidの全国平均では、下りはauとソフトバンクの“一騎打ち”となり、4.82Mbps差でソフトバンクが制した。
大学別に見るとソフトバンクが群を抜いた速さを見せることもあり、広島経済大学の64.55Mbpsは全大学中トップだ。南山大学の60.02Mbps、福岡教育大学の54.23Mbpsが、今回の大学別速度ベスト3になる。
LTEの受信可否は、唯一auが24大学すべてでLTE受信OK(ソフトバンクは19大学、ドコモは21大学)だったが、平均速度はソフトバンクに一歩及ばなかった。
以上、24大学での測定結果をもとに、平均値を出した結果、iPhone、Androidともにソフトバンクが最も速いという結果になった。全体的に見てソフトバンクが健闘し、auはAndroidだと善戦しているが、iPhoneでやや苦戦している印象だ。通信速度は状況や環境によって結果は変わるが、学生諸君はこの調査をキャリアや端末選びの参考にしてほしい。
新入学応援企画、24大学でのスマホ通信速度を調査
《高木啓@RBB TODAY》
advertisement
【注目の記事】
この記事の写真
/
advertisement