学生の約3割がアルハラを経験…イッキ飲み・アルハラ防止キャンペーン
イッキ飲み防止連絡協議会が、イッキ飲み・アルハラ防止キャンペーンを実施している。同会Webサイトによると、昨年でも5名の大学生が急性アルコール中毒などで死亡しているという。全国の大学に配布したポスターや、親しみやすい無料のスマホ用アプリなどで防止を訴える。
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同会は、「イッキ飲ませ」によって自身の子どもを失った加来仁氏が1992年に設立したもの。「もう1人も加害者にも被害者にもなってほしくない」という願いとともに、1993年からキャンペーンを行っている。
今年のキャンペーンで使用されているチラシ裏面には「酔いのメカニズム4段階」や「酔いつぶれた人の介護法」などの情報を掲載。また、スマホ向け無料アプリ「アルハラ・アニマル診断アプリ」では、お酒にまつわるいやがらせを診断。質問に答えていくことで、ユーザーのアルハラ行為を「オオザケノマセ・ライオン」や「凶暴飲酒アオリイカ」などの猛獣に例え、警告を表示する。昨年好評だった無料アプリ「アルハラ断りマウス!」も継続して提供している。
同会が2012年度に実施した「全国学生アルコール・ハラスメントWebアンケート」によると、「1年以内にアルハラに遭った」と28%が回答。「アルハラかどうかわからないが、場の雰囲気で飲まされたことがある(26.7%)」とあわせると54.7%にのぼる。また、44.7%が「1年以内にアルハラの現場にいたことがある」と回答。アルハラを経験、または現場に居合わせた会合は、「クラブ、サークルなど課外活動の飲み会」がもっとも多かった。
《黄金崎綾乃》
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