中国 鳥インフルエンザ21人に…厚労省がH7N9専用サイトを開設
厚生労働省は、中国における鳥インフルエンザA(H7N9)の患者が発生したことを受け、H7N9専用サイトを設置した。同サイトでは、鳥インフルエンザに関する最新情報のほか、対策や予防についても紹介している。
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世界保健機関(WHO)は4月1日、中国において鳥インフルエンザA(H7N9)に感染した患者が確認されたことを発表した。現時点ではヒトからヒトへの感染は確認されていないが、同省では公式ホームページ内にH7N9専用サイトを設け、国内外の関係機関と連携して情報の収集と提供を行っている。
鳥インフルエンザA(H7N9)とは、通常鳥の間で感染するインフルエンザウイルスで、これまでヒトに感染することがなかった感染症。しかし今回、中国でヒトへの感染を確認。4月7日の時点で、WHOが発表したH7N9型ウイルスの感染者は21人。うち6人が死亡、12人が重症だという。これらの感染者について、感染源はまだわかっていない。また、中国政府の調査では、ヒトからヒトへの感染は確認されていないという。
同サイトでは、H7N9の概要と対策、予防、WHOの「疾病発生情報(英文)」や国立感染症研究所の「H7N9に関するヒトへの感染に関するQ&A」などのリンクを掲載。また、検疫所のポスターもダウンロードできるようになっている。
同省では、中国の発生地域への渡航者に注意喚起を行うとともに、不用意な動物との接触を避け、中国の発生地域からの帰国時に発熱や肺炎などの症状がある場合は、検疫所へ相談するよう呼びかけている。
《楠原 恵子》
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