ピアソン桐原、高校英語教科書2種をiPadアプリとして提供…音声再生や書き込みも可能

 英語教材の出版を手がけるピアソン桐原は、高校英語の新科目「コミュニケーション英語 I」の教科書の生徒用iPadアプリを発売。教科書の全ページが電子書籍として収録されているだけでなく、教科書本文の音声再生などもできるという。

教育ICT 学校・塾・予備校
ピアソン桐原・高校英語用デジタル教科書
ピアソン桐原・高校英語用デジタル教科書 全 2 枚 拡大写真
 英語教材の出版を手がけるピアソン桐原は、高校英語の新科目「コミュニケーション英語 I」の教科書「PRO-VISION」と「WORLD TREK」の生徒用iPadアプリの販売を開始した。教科書の全ページが電子書籍として収録されているだけでなく、教科書本文の音声再生などもできるという。

 教育ICTの重要性が日に日に増しているが、日本はシンガポール・韓国・台湾などアジア諸国に大きく後れをとっており、現在も文部科学省が教育ICTを積極的に推進しているという。東京都では荒川区が2014年度、区内の全小中学生へのタブレット配布を決定するなど、デジタル機器の授業への活用例も増加しているようだ。

 ピアソン桐原は、iPadで使える英語教科書のアプリを開発することで、教育ICTに対応するという。今回発売のアプリは、今年4月から高校英語の新しい科目となった「コミュニケーション英語 I」の教科書「PRO-VISION English Communication I」と「WORLD TREK English Communication I」の2つ。iPadにダウンロードすることでオフラインでの使用にも対応する。

 同アプリは、教科書の全ページを収録し、教科書本文の音声をパートごとに再生することができ、センター試験のリスニング対策などにも効果的だという。また、画像やメモを好きな場所に添付したり、好きな色や太さでハイライトを引いたり、文字や図形を書き込むことができるなど、自分だけの「マイ教科書」を作り上げることができるという。

 なお、教育機関が同アプリを一括購入することも可能で、20アカウント以上の購入の場合は割引料金で提供するという。

《水野こずえ》

【注目の記事】

この記事の写真

/

特集