土木工学では東大が3位にランクイン、QSの教科別世界大学ランキング
世界大学評価機関のQuacquarelli Symonds(QS)は5月8日、2013年の教科別世界大学ランキングを発表した。土木工学では東京大学が3位、京都大学が2位にランクインするなど、日本の大学の評価が高かった。
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QSは、これまでも世界大学ランキングのほか、アジアやラテンアメリカといった地域別の大学ランキングなどを発表してきた。今回は、教科別の大学評価に着目することで、進学先を検討する生徒たちに新たな評価基準を与えている。
評価対象となった人文学、技術工学、生命医科学、自然科学、社会科学の5分野に分けられた30教科。評価指標となったのは、教育関係者からの評価、企業などの採用担当者からの評価、学術論文の被引用数などで、各大学の総合点数が100点満点で算出されている。
教科別に20位以内に入った日本国内の大学を見ると、土木工学での評価が高く、英国のインペリアル・カレッジ・ロンドン、カリフォルニア大学バークレー校に続き東大が3位にランクイン、京大も7位だった。マサチューセッツ工科大学(MIT)が第1位だった化学工学でも、京大が7位、東大が8位にランクインし、東大と京大が高く評価された。
その一方で、薬学、心理学、社会学、教育学などの教科では、国内の大学は20位以内にランクインしなかった。特に人文学系の教科と、社会科学系の教科は、ほかの教科に比べ評価が低かったようだ。
《湯浅大資》
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