四国の5国立大がAO入試を共同実施へ、全国で初めて
四国の5国立大学は5月13日、2017年度を目標にAO(アドミッション・オフィス)入試を共同で実施すると発表した。すでにアドミッション・センターを設置、今後選任教員を配置し、具体的な評価の方法や基準を決めていく。国立大によるAO入試の共同実施は初めて。
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愛媛、香川、高知、徳島、鳴門教育の5大学。「AO入試」「eラーニング」「産学連携」の3つを柱に連携を深めていくことを発表した。AO入試については、これまで愛媛大と高知大で実施してきたが、人的、物的資源を効果的に活用しようと愛媛大にアドミッション・センターを設置、共同実施を目指す。愛媛大以外の4大学には、サテライトオフィスを設置する。
アドミッション・センターには、愛媛大学2人、そのほか各大学から1人以上、計6人以上の専任教員を設置。人的充実に加え、外国のようにAO入試の専門家を育成していきたい考えだ。
選考では、書類を丁寧に審査することを想定しているが、くわしい内容は未定。センター試験や学力試験の有無についても今後協議し、今年中にアウトラインをまとめたいとしている。また、志望大学は1校に限定するが、将来的には志望大の拡大なども模索していく。
AO入試は、通常の推薦入試とは異なり、出願書類や面接などを通して時間をかけて志願者を総合的に評価する入試形態。文部科学省によると、2012年度入試入学者のうち、AO入試による入学者の割合は、私立10.2%、国立2.9%。
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