UR賃貸空き部屋を就活学生に格安で提供…宿泊費負担を軽減
政府は5月21日、首都圏で就職活動をする学生にUR賃貸住宅を格安で提供する方針を明らかにした。地方から上京して就職活動をする学生の宿泊費などにかかる負担を軽減するのがねらい。一泊3,000円からという低額設定で、2013年7月にも試行するという。
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ホテルなどを利用して首都圏で就職活動をする学生を支援するため、政府はUR都市機構の東京23区内にある団地の空き部屋に、家具や家電などの設備・サービスを付与して格安料金で希望する学生に提供する。利用料は、3,000円代~に設定するという。
同施策は、6月に取りまとめる成長戦略に盛り込み、遅くとも7月から試行実施する予定だ。利用状況などをみながら、2014年度以降の本格運用を検討するという。
地方の学生が就職活動のために状況する場合、交通費や宿泊費といった金銭的な負担が大きい。ディスコが2012年に行った就活生モニター調査では、2013年新卒の学生が就職活動にかかった費用は全国平均で15万4千円だった。またマイナビによる調査では、就職活動で不安に思う要因に約52.2%の学生が「交通費など金銭的負担が大きい」と回答している。
《楠原 恵子》
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