【高校野球】トリビア(1)1915年の第1回大会、優勝は京都第二中学校
今年95回を迎えた全国高等学校野球選手権大会の前身は、旧学制による「全国中等学校優勝野球大会」で、1915年(大正4年)の第1回大会から第2回大会までは、大阪府の豊中球場で開催された。
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1915年の第1回大会は、東北、東海、京津、関西、兵庫、山陽、山陰、四国、九州の9地区で予選し、春の東京都下大会優勝の早稲田実業を加えて10代表校が参加。この大会を制したのは京都府の京都第二中学校だった。
京都二中は現在の京都府立鳥羽高等学校である。京都第二中学校は1900年(明治33年)に設立され、鳥羽高校はこれを継承して、東寺近くに昭和59年に開校した。
鳥羽高校は現在も野球強豪校で、近年では2012年の第84回選抜高等学校野球大会に出場、今回の第95回全国高校野球選手権記念 京都大会では、福知山成美高校に破れるも準優勝している。またプロ野球選手も輩出しており、OBには平野佳寿(オリックス・バファローズ/投手)、後藤利幸(元ロッテ/投手)らがいる。
続く第2回大会の優勝校は東京都の慶應義塾普通部。現在、同名の中学校が神奈川県に存在しているが、高校としては同じく神奈川県に慶應義塾高校がある。
第3回大会を制した愛知県の愛知一中は、現在の愛知県立旭丘高等学校。同校は、愛知の公立難関校として有名だ。
なお、これに続く1918年の第4回大会は、代表校は決定していたが、米騒動により本大会は中止された。
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