近畿大が「エコ出願」の名称とロゴを無償貸与、インターネット出願の拡大へ
近畿大学は9月13日、インターネットで願書を受け付ける「エコ出願」の名称やロゴを他大学へ無償貸与すると発表した。エコ出願は、地球環境に優しい「エコロジー」と経済的な負担を減らす「エコノミー」の面で利点があり、受験生らの共感を呼んでいるという。
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同大学では、地球環境保護の観点から紙の出願件数を減らそうと、「近代エコ出願」と名づけたインターネット出願を導入。平成25(2013)年度入試では、ネット出願件数が前年度の3,767件から21.8倍の82,030件まで大幅に増加し、ネット出願率は全体で64.4%、後期入試では70.0%に達した。平成26(2014)年度入試では、全国に先駆けて、紙の願書を廃止、出願を完全インターネット化することを決めている。
出願をインターネット化する動きは、他大学でも出始め、全国に広まりつつある。「エコ出願」は、近畿大学の登録商標ではあるが、各大学がそれぞれの名称をつけると受験生を混乱させる可能性があることから、それを防ぐためにも統一名称が必要であると考えたという。同大学では、エコ出願の受験生に対し、1出願につき3,000円割引を実施しており、紙の願書をなくすことで環境保護に寄与し、受験生の経済的負担も減らすという趣旨に賛同する大学にエコ出願の名称やロゴを無償貸与したいとしている。
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