ノーベル平和賞は化学兵器禁止機関に…シリアの件が影響か
ノーベル平和賞が10月11日、オスロのノルウェー・ノーベル研究所で発表された。受賞したのは、化学兵器の禁止と拡散防止に務める国際機関「化学兵器禁止機関(OPCW)」、前年の欧州連合に続き、人物ではなく団体の受賞となった。
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ノルウェー・ノーベル委員会は、化学兵器の使用禁止と完全廃棄に向けた努力を評価したと受賞理由を発表。また、2013年に入って明らかになったシリアの化学兵器使用疑惑についても、OPCWの必要性を改めて認識する機会となったとコメントした。
16歳のマララ・ユスフザイさんによる最年少受賞も予想されていたが、今回は叶わなかった。同委員会は、受賞しなかった人や団体に関するコメントはできないとした上で、ノーベル賞受賞者に年齢の制限はないと強調した。
なお、ノーベル平和賞は今回で94回目の発表、団体としてはOPCWが24番目の受賞となった。
《湯浅大資》
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