【文科省】高校無償化見直し、小学校高学年以上の体力が向上傾向…10/15下村大臣会見
下村博文文部科学大臣は10月15日の定例記者会で国立大学等が大学発ベンチャー等を広角的に支援、高校授業料の無償化見直し法案を提出、小学校高学年以上の体力・運動能力が緩やかな向上傾向になどについて発言した。
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◆10月15日のテーマ
国立大学等が大学発ベンチャー等を広角的に支援(0:06~)
高校授業料の無償化見直し法案を提出(1:30~)
小学校高学年以上の体力・運動能力が緩やかな向上傾向に(03:38~)
※()内に動画の再生時間を記した
・国立大学等が大学発ベンチャー等を広角的に支援
産業競争力強化法案を今国会に提出することが閣議決定された。これには文部科学省関連として、日本最高戦略や教育再生実行会議の第三次提言を踏まえ大学発ベンチャー等を支援する投資事業実施会社等のうち一定の要件を満たしたものに国立大学や、大学共同利用機構が出資を行うことを可能とする制度改正が含まれている。国立大学等がその研究開発力を生かしながら投資事業実施会社等に出資を行えるようにすることで大学発ベンチャー等を広角的に支援することを可能とし、国立大学における研究活動の活性化と研究成果の事業化の促進を図りたいとの狙いがある。
・高校授業料の無償化見直し法案を提出
高校授業料の無償化見直し法案を臨時国会に提出する。予算関連法案となるこの法案は低所得者層に向けて、そして公私間格差を是正するため、さらに初めての給付型奨学金を創設するため、何としても早期成立をと働きかけてきた。来年4月から新制度へスムーズに移行していくためにも、都道府県の準備が間に合うタイミングで法案を出すことになり大変喜ばしいと語った。
・小学校高学年以上の体力・運動能力が緩やかな向上傾向に
最近15年間の推移を見ると小学校高学年以上の青少年について新体力テスト合計点が緩やかな向上傾向にあることがわかった。一方、体力水準が高かった昭和60年頃と比較すると、一部の項目を除き運動能力は依然低い水準にある。また、青年や高齢者についてはスポーツクラブに所属している人はスポーツ実施率も高く、体力水準も高いことが明らかになっており、スポーツクラブの所属率の低い20代から30代の、特に女性に対する所属の促進が課題となっている。
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