子どものSNS利用制限より保護者のモニタリング強化、「フィリー」がβ版公開
エースチャイルドは10月22日、SNSを通じたネット上のいじめや出会い系サイト、犯罪、個人情報漏えいなどの危険から、子どもを守るWebサービス「filii(フィリー)」の無料β版を10月25日にリリースすると発表した。
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「こどものためのデータ分析」を目指すエースチャイルドは、子どもによるFacebook、TwitterなどといったSNSサービスの利活用を制限する従来のフィルタリングサービスとは異なり、子どものSNS利用状況を効率的に保護者に伝えるWebサービス「フィリー」を展開する。
「フィリー」は、子どものSNSアカウントへの保護者によるデータアクセスを子ども自身が許可することで、データの自動収集・分析を行い、危険を検知。10月25日に公開されるβ版では、Facebookにおける子どもの登録情報や行動データなどを分析し、個人情報の漏洩や危険に結び付く記述・交流と思われる内容を保護者がモニタリングできる機能を提供する。
保護者が閲覧可能な「ダッシュボード画面」では、子どもの行動データの要約、各分析でのアラートの集約、グラフなどの表示など、重要な情報を1画面で俯瞰するようデザインされている。Facebookが情報収集や就職活動などに活用されている現状を踏まえ、「子どもに利用させない」ためのフィルタリングから、「子どもが安全に利用する」ためのモニタリング機能の充実を図ったサービスとして特徴的だ。
導入方法は、まず保護者がホームページからフィリーに登録。次に子どもがSNSデータへのアクセスを許可することで、保護者はブラウザから「フィリー」にアクセス。子どもがデータアクセスを許可した後は、保護者が常時状況を確認できるようになるという。
《水野こずえ》
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