東大、高校生200名向けに特別講座「極低温での量子物理の世界」11/8
東京大学総合文化研究科・教養学部は、2013年度冬学期「高校生のための金曜特別講座」(第5回)を11月8日、駒場Iキャンパス 18号館ホールで開催する。参加費・事前申込み不要。定員は先着200名。
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同講座は、高校の週5日制の実施にともなって、休日に高校生を対象とした公開講座を開講してほしいとの要望に応える形で2002年4月から始まったもの。当初は高校生および一般を対象に土曜日の午前中に開講していたが、2003年10月から金曜日夜の開講となった。
第5回となる今回は、物性理論(量子多体系)を専門とする加藤雄介准教授による「極低温での量子物理の世界」を開講する。
温度を下げていくと、多くの金属は抵抗のない「超伝導」という状態になり、液体の中には粘り気ゼロの「超流動」という状態になるものがあるという。超伝導や超流動を研究している人たちの頭の中には、「超伝導は液体というより固体みたいなもの、なにか『固い』もの」という単純なイメージがあるという。今回の講義では、「超伝導状態」「超流動状態」に対して研究者がもつ単純なイメージを受講者に伝えていく。
◆2013年度冬学期「高校生のための金曜特別講座」(第5回)
日時:11月8日(金)17:30~19:00
テーマ:極低温での量子物理の世界
講師:加藤雄介准教授(総合文化研究科 広域科学専攻 相関基礎科学系)
会場:東京大学 駒場Iキャンパス 18号館ホール
対象:高校生(一般も可)
定員:先着200名
参加費:無料
参加方法:事前申込み不要
◆2013年度冬学期「高校生のための金曜特別講座」(6回目以降のスケジュール)
※いずれも開始時間は17:30、会場は東京大学 駒場Iキャンパス 18号館ホール
・第6回 地球型惑星の進化
日時:2013年11月15日(金)
講師:小河正基准教授(総合文化研究科 広域科学専攻 広域システム科学系)
・第7回 「不確実性」を利用する~確率の応用について
日時:2013年11月29日(金)
講師:楠岡成雄教授(数理科学研究科)
・第8回 余暇の考え方
日時:2013年12月13日(金)
講師:板津木綿子准教授(総合文化研究科 言語情報科学専攻)
・第9回 化学から生物学、その融合領域で楽しむ
日時:2014年1月10日(金)
講師:吉本敬太郎准教授(総合文化研究科 広域科学専攻 生命環境科学系)
・第10回 ローマ帝国という万華鏡
日時:2014年1月24日(金)
講師:田中創講師(総合文化研究科 地域文化研究専攻)
・第11回 バーチャルリアリティと複合現実感技術
日時:2014年1月31日(金)
講師:谷川智洋講師(情報理工学研究科)
《水野こずえ》
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