【公立中高一貫校】日本の文化を継承し、革新の進学校へ…都立白鴎
都立白鴎高等学校附属中学校に通う香織さん(15歳・仮名)は、共働きのご両親、小学生の弟さん、そして保育園に通う妹さんの5人家族で都内に暮らしている。都立初の中高一貫校である白鴎高等学校附属中学校(以下、白鴎中)に合格し、現在中学3年生だ。
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白鴎は125年の歴史がある伝統校で授業、行事、部活動において日本の伝統文化を積極的に取り入れていることで有名だ。高校での教科「奉仕」では、地元の伝統的行事への参加など、ほかでは見られない貴重な体験を通し日本の文化を大切にしている。
また、中高一貫校となってからはさらに学習面に力を入れており、昨年は東京大学に4名、慶應義塾大学に11名、早稲田大学に至っては25名の現役合格者を出している。2013年度の中学入試では、応募倍率男子7.00倍、女子9.65倍の高倍率となった。
お母様によると、もともと共働きの課題である「預け先」の確保という思いで学習塾に通わせていたという。放課後に過ごせて、少し勉強がわかるようになってくれたらいいかというくらいの考えだったのだそうだ。お母様によれば香織さんは内弁慶でマイペース。学年が上がるにつれて香織さんに合った学校に進学させてあげたいと思うようになった。
そして小学6年生の4月に受験を決意した。しかし、通常の回答がある科目に比べると、都立中高一貫校を目指すのに必要な「思考する力、判断する力、表現する力」が身についているのかを判断することが難しかったという。
普段黙々と努力するタイプの香織さんでも、もう無理だと思う時期もあったという。それを克服したのはやはり母の力だ。お母様は当時、育児休暇中だったのを利用し、香織さんとともに勉強をした。ともかく、ひとりでやらせることはしない。香織さんが勉強するときには隣に座り、必ず一緒にテキストに向かったという。「私がしてあげられるのはこれだけでしたから」と笑う。
当時、香織さんの通う小学校で中学受験をしたのは10%以下と少なく、放課後仲良く遊ぶ友人たちを見ながら受験へのモチベーションを保ち続けるのは容易なことではなかった。それでもお母様と一緒に学ぶ時間は、長女の香織さんにはとても大切な時間だったのだろう。
「育児休暇中でなければ同じようにしてあげることはできなかったし、受験そのものをさせようと思えなかったと思います」とお母様は語る。母と子で過ごした貴重な1年間は、香織さんの胸に大切な思い出として残るに違いない。
--受験に向けて学習を開始した時期は?
小学6年生の4月から。
--6年生の秋以降、学校・塾以外で1日の平均学習時間は?
平日、休日ともに1時間程度。
--入学した学校の合格判定模試の最高合格可能性は?
最高で80%ですが、受験を目前に控えた時期に再検討の時もありました。
--入学した学校を気に入っていますか?
入学前の見学などで感じていたとおりの雰囲気でとても気に入っています。
【都立白鴎高等学校附属中学校】
東京都台東区。2005年に都立初の中高一貫教育校として附属中学校が開校した。
※ 名前は仮名です。
※ 記事は取材にもとづいて作成しておりますが、本人を特定できないように一部アレンジしております。
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