小学生の半数「なりたい職業」決まっている…男子「サッカー選手」女子「パティシエ」
ベネッセ教育情報サイトでは、子どもの「将来の夢」に関するアンケートを実施。結果から、小学生の半数以上は「将来なりたい職業」が決まっているが、就いてほしい職業と一致していると回答した保護者は3割であることがわかった。
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このアンケートは9月25日から10月1日の期間、小学生の子どもをもつ保護者を対象に実施され、1,304名から回答を得た。
子どもは「将来なりたい職業」が決まっているかという質問では、1年生で61.8%、3年生では58.0%、6年生でも50.9%が「はい」と答えた。学年があがるにつれ低下する傾向にあるものの、どの学年でも半数以上が決まっているという結果。「なりたい職業」を聞くと、少数意見を含め100種以上の職業・夢があがっていたようだ。男女別にまとめており、男の子の1位は「サッカー選手」、次いで「学者・研究者」「野球選手」。女の子の1位は「パティシエ・お菓子屋」、次いで「教員」「医師」となった。
保護者に将来の夢について子どもと話したことがあるか聞くと、約71%が「ある」と回答し、約64%が具体的な職業を知っていると答えた。また、91.3%の保護者が、子どものなりたい職業について「とてもよい/まあよい」と回答したのに対して、保護者が就いてほしいと考える職業と一致していると回答した割合は30.1%であった。同アンケートでは、具体的な職業についてとなると、子どもの夢を尊重したいと思う半面、保護者は現実的な考えを持たざるを得ないようだ、と分析している。
子どもにどのような仕事に就いてほしいかという質問でも、「子どものやりたい仕事」がトップだったが、そのあとは「公務員」「医師」「薬剤師」「看護師」などが続き、堅実な職業を望む傾向がうかがえる。
夢の実現に向けて、23%の子どもが「なりたい職業」のために何か始めているとしており、スポーツや芸術などの習い事が多かった。一方、保護者が子どもに「就いてほしい職業」のために始めさせていることでは学習塾がトップだった。
《黄金崎綾乃》
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