高卒・大卒・大学院卒の就職率は3年連続上昇…文科省調査
文部科学省は12月20日、平成25年度学校基本調査(確定値)を公表した。就職率は、高卒が16.9%、大卒が67.3%、大学院卒(修士課程)が73.7%となり、3年連続で上昇した。
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
同調査は、学校に関する基本的事項を明らかにすることを目的として、昭和23年度より毎年実施している。平成25年5月1日時点の幼稚園、小中高校、大学、専門学校などの各種学校と市町村教育委員会を対象に、学校数や在学者数、卒業後の進路状況について調べた。
就職率について、高卒は16.9%(前年度比0.2ポイント増)、大卒は67.3%(同3.4ポイント増)、大学院卒(修士課程)は73.7%(同0.4ポイント増)、大学院卒(博士課程)は65.8%(同1.5ポイント減)となり、高卒、大卒および大学院卒(修士課程)は就職率が3年連続上昇した。
大学卒業者の進路を見ると、「就職者」67.3%がもっとも多く、次いで「安定的な雇用に就いていない者」20.7%、「進学も就職もしていない者」13.6%、「進学者」13.0%、「一時的な仕事に就いた者」3.0%、「不詳・死亡」1.5%が続いた。進学率は緩やかな上昇傾向にあったが、平成22年度をピークに3年連続低下した。
大卒者の「就職者」のうち「正規の職員等でない者」と「一時的な仕事に就いた者」「進学も就職もしていない者」の合計は11万5千人。これらの安定的な雇用に就いていない者の卒業者に占める割合は20.7%で、前年度より2.2ポイント低下した。
大卒者を分野別に見ると、理学や工学、農学といった理系では進学者の割合が多く、社会や人文、家政は正規の職員の割合が多い。教育は「正規の職員等でない者」と「一時的な仕事に就いた者」「進学も就職もしていない者」の割合が31.8%と多かった。
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