【インフルエンザ2013】東京・神奈川・千葉で流行入り、埼玉は2週前から
東京都、神奈川県、千葉県は、第51週(12月16日から22日まで)の定点あたり患者報告数が1.00を上回ったため、インフルエンザの流行期に入ったことを発表した。埼玉県は第49週(12月2日から8日まで)に1.00を上回っている。
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
定点あたり患者報告数とは、インフルエンザ定点医療機関において1週間に診断した患者数の平均値のこと。国が流行開始の目安としている定点あたり患者報告数は1.00だ。また、定点あたり報告数が10.0以上の場合に「注意報レベル」、30.0以上の場合に「警報レベル」となる。
第51週の各県の状況をみてみると、東京都は1.10、神奈川県は1.03、千葉県は1.35、埼玉県は2.30となっている。昨シーズンの流行開始時期と比べると、神奈川県、埼玉県は昨シーズンと同様、東京都、千葉県に関しては若干遅い傾向にある。いずれの県でも例年1月から2月にかけてピークを迎えており、本格的な流行はこれからと予想される。
現在までのインフルエンザウイルス検出状況では、各県ともに「AH3亜型(A香港型)」が多く、東京都では「B型」も「AH3亜型(A香港型)」と同じ割合で検出されている。
都内では、学校や社会福祉施設などで発生したインフルエンザ様疾患の集団感染事例は、12月22日までで57件にのぼる。また、学校などの臨時休業(学級閉鎖など)は今シーズン累計で49件となっており、昨シーズン同時期の累計と比べると、6件ほど多くなっている。
各県ホームページでは、うがい・手洗いやマスクの着用などの対策を掲載し予防を呼びかけている。
《黄金崎綾乃》
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