実施したのは大分豊府中学校。昨年10月にタブレット端末が40台配置されたばかり。動画では「使ってみよう!タブレット」と題し、「iPad」を利用した公開授業となっている。
「豊府タイム」という朝の時間を利用して漢字の書き取りや、数学の問題を決められた時間内に解いていく。タブレット端末を使うことで、自分のペースで学習に取り組むことができるうえ、すぐに答えがわかるのがメリットという。
理科の授業では、電子黒板を利用して動画を写しながら進め、さらに「書画カメラ」を用いて、実験や検証をクラス全員で行った。生徒は、「大きな画面で見える」と好評なようだ。
同学校は、タブレット端末で朝読書を始めたばかりで、今後は生徒の意見を吸い上げて使えるようになれば授業が発展していけると話している。同県では南石垣支援学校や三重総合高校メディア科学科などで導入し、新しい学習の取組みを行っている。
文部科学省は平成32年(2020年)までに児童生徒1人1台の情報端末を利活用した授業を目指しており、全国的にも教育現場に導入が始まっている。佐賀県では平成26年度の県立高校の新入生全員に生徒負担50,000円でタブレット端末を購入する予定になっている。