熊本県、全公立学校にLync Serverを導入…遠隔授業や職員会議などに活用
熊本県教育委員会は、日本マイクロソフトが提供している電子会議テクノロジー「Microsoft Lync」の導入を決定、小中学における遠隔授業や、職員会議、教員研修などに活用するという。
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Microsoft Lyncは、モバイル端末やPCを通じて、あらゆる場所にいる人々を結び付けるための技術。インスタントメッセージング、音声通話、ビデオ、および大規模な会議の機能をが搭載されている。
熊本県教育委員会では、これまで学校同士や地域を巻き込んだ交流学習を進めてきたが、取組みを県域に広げるため、Microsoft Lync Server 2013を導入し、県内の全公立小中高等学校を繋ぐという。また、これまで、車で移動して実施してきた職員会議や教員研修等もLyncを使って効率化し、移動時間の短縮や経費の節減を図る。
1月16日に熊本県高森町で開催された「高森小中学校 研究発表会」では、実際に小学6年生の社会科の授業においてLyncを活用した授業が行われ、児童らが、地域で災害対策に携わる人々に対してLyncを経由して交流した。
熊本県教育庁教育政策課は、「21世紀の学習環境を支える基盤として、新しいネットワークの果たすべき役割は重要だととらえている。この基盤を活用し、子ども達と先生のコミュニケーションの活性化を目指している」と、今後の展開についてコメントした。
《水野こずえ》
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