受験シーズンにピークを迎えるインフルエンザの流行、乳酸菌で免疫力を維持
1月9日に厚生労働省が発表したインフルエンザの発生状況によると、患者報告数が12月23日から29日までの1週間で9,307件と増加が続いており、1月下旬から2月上旬の流行のピークに向け引続き対策が必要だ。
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
インフルエンザの予防について厚労省は、咳エチケット、外出後の手洗い、適度な湿度の保持、休養と栄養摂取などをあげており、心身のコンディションや摂取する食べ物や飲み物で免疫力を維持することが予防につながるとされている。
免疫とは、外から入ってきた細菌やウイルスに対抗したり、駆除したりすることで体の健康状態を保つための防御システム。中でも重要な働きをするのが、体に侵入してきたウイルスなどに感染した細胞を攻撃するナチュラルキラー細胞(NK細胞)だという。NK細胞を活性化し免疫力を高めるには、笑うこと、体を温めること、十分な睡眠をとること、R-1乳酸菌などといった乳酸菌摂取などがあげられている。
有田町の保育園、幼稚園、小中学校に通う児童約2,000人を対象に健康増進活動のひとつとして実施された試みでは、一定期間R-1乳酸菌を使用したヨーグルトを摂取した児童のインフルエンザ累積感染率が、摂取しなかった周辺地域と比較してが低かったことも明らかになっており、R-1乳酸菌を使用したヨーグルトの摂取がインフルエンザ累積感染率に影響したようだ。
その一方で、強いストレスを受けるとNK活性は低下するため、インフルエンザの流行ピークに入試を迎える受験生の免疫力が心配される。入試本番で実力を発揮できるよう免疫力を高めるには、十分な睡眠、食事による栄養摂取、R-1乳酸菌を使用したヨーグルトの摂取などでNK細胞を活性化し、インフルエンザ予防に備えてもらいたい。
《湯浅大資》
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