【センター試験2014】河合塾、地学Iの問題が不適切と指摘
河合塾は2月10日、大学入試センターへの質問書に対する回答受信と返信について発表した。1月19日に実施された「地学I」試験の問題について質問書を送ったところ、2月5日に回答を得た。これを受け、大学入試センターへFAXで返信したという。
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河合塾は、1月19日に実施された「地学I」試験の第4問 問2(設問番号20)について、「(3)を正解としているが、(4)も正解と考えられるのではないか」と大学入試センターに質問書をFAXで送った。大学入試センターから2月5日に「地学Iの多くの教科書では自由対流高度の概念が書かれていない。(4)はどの教科書で学習していても適当ではない文となる」との回答を得た。
大学入試センターからの回答を受け、河合塾は、「自由対流高度の概念を知らなくても、地学Iの教科書に記載されている、上昇する空気塊の温度変化やフェーン現象の計算問題をしっかりと学習した生徒であれば、(3)は適当ではない文になる。そのため、(3)も(4)も適当ではない文となり、もっとも適当なものを選ぶのは非常に困難である」と指摘。(3)が適当ではないという根拠を示した。また、「定性的な判断を要求する問題であるよりも、定量的に考える能力を試す問題にすべきである」とコメントしている。
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