達成度テスト、文科省が意見募集…5/7まで
文部科学省は4月4日、導入を検討している「達成度テスト(仮称)」について、社会から広く意見を募集すると発表した。中央教育審議会で議論してきた達成度テストの在り方に対して5月7日まで、郵送やメールで意見を受け付ける。
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達成度テストには、高校段階の基礎的学習の達成度を把握する「基礎レベル」、大学入試センター試験に代わる新たなテストとして導入される「発展レベル」の2種類がある。
基礎レベル試験については、初等中等教育分科会高等学校教育部会が「審議まとめ(案)」を公表。高校2、3年生を対象にした希望参加型とし、テストは原則マークシート形式、国語、数学、外国語、地理歴史、公民、理科の主要6教科を想定していることなどを盛り込んでいる。
発展レベル試験は、高大接続特別部会が「審議経過報告」として議論の方向性を取りまとめて公表。複数教科を融合した「合科目型」、教科試験で評価できない能力を測る「総合型」、紙媒体ではなくコンピューターによる出題・回答方式(CBT)などの導入を検討するとしている。
両部会では、寄せられた意見を踏まえ、達成度テストの具体的な制度設計などをさらに審議し、夏前までをめどに最終的な審議の取りまとめを行う予定。
募集期間は、5月7日まで。同省高等教育局高等教育企画課高等教育政策室へ郵送またはメールで提出する。意見は、1枚(1メール)につき1意見。複数の論点について意見を寄せる場合は、取りまとめの都合上、論点ごとに別様とする。
意見には、氏名、性別、年齢、職業(在学中の場合は学校段階)、住所、電話番号も表記。意見については、氏名、住所、電話番号を除いて公表されることがあるという。
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