東京都、4名の教員を指導力が不適切と認定

 東京都は4月24日、平成25年度の指導力不足等教員の指導の改善に関する認定、条件附採用教員の任用などについて発表した。それによると、正式に教員として採用されたのは2,661名、不採用者の割合は2.9%だった。

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平成25年度指導力不足等教員の指導の改善の程度に関する認定などについて
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 東京都は4月24日、平成25年度の指導力不足等教員の指導の改善に関する認定、条件附採用教員の任用などについて発表した。それによると、正式に教員として採用されたのは2,661名、不採用者の割合は2.9%だった。

 指導力不足等教員の指導の改善の程度に関する認定などは、小学校、中学校、高等学校、中等教育学校、特別支援学校の教員を対象に行われる。学校において日常的に児童・生徒への指導などを行わせることに支障があると認定されると「指導が不適切である教員」、不適切と認定されなかった者のうち指導に課題があると認定されると「指導に課題がある教員」となる。

 平成25年度に指導力不足等教員として認定されたのは4名。いずれも「指導が不適切である教員」と認定され、1名が研修を中止、残りの3名は指導の改善の程度に関する認定などを受けた。また、3名のうち、2名は翌年度も研修を継続、1名は指導が不適切と認定された。平成23年度にも4名が指導が不適切と認定されており、認定後に自主退職もしくは職を免じられている。

 平成25年度の条件附採用教員2,740名のうち、正式採用者は2,661名、正式採用とならなかった者は79名だった。正式採用とならなかった者のうち、年度途中の自主退職者が65名、懲戒免職が1名、正式採用「不可」の者が13名で、正式採用とならなかった者の割合は2.9%となった。正式採用「不可」のうち、自主退職は12名、職を免じられた者は1名だった。

《黄金崎綾乃》

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