DNP、生徒用タブレット端末向けデジタルペンシステムを開発
大日本印刷(DNP)は、生徒用タブレット端末向けデジタルペンシステムを開発。教育向けタブレット端末販売大手のダイワボウ情報システムなど、ICT関連製品の販売会社と連携し、2014年6月に販売を開始する。
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デジタルペンシステムは、生徒が紙に書いた文字・図形などをデジタル化し、Bluetoothで生徒のタブレット端末に送信、そこからWi-Fiで教師のパソコンやタブレット端末に転送。教師が電子黒板やプロジェクターに生徒の記入内容を表示できるほか、生徒は他の生徒の記入内容を自分のタブレット端末で閲覧できる。
生徒がタブレット端末で、他の生徒の記入内容の一部を抽出して表示することで、さまざまな意見や解答を比較することができるほか、記入順序の再生によって、思考過程を学ぶことができるという。一方教師は、タブレット端末を持つことで、教室内を巡回しながら、生徒の記入内容を参照して授業を進めることが可能。同じ情報を、電子黒板やプロジェクターに投影することもできる。
価格はオープン。DNPはICT関連製品販売会社と連携して、全国市町村の教育委員会へ同システムを販売する。今後、各ベンダーと連携し、デジタル教科書や教材、協働学習システム、授業支援システムといったタブレット向け各種学習アプリケーションに、紙の手書き文字の入力を可能とする同システムとの連動を図っていく。
《水野こずえ》
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