文科省、家庭・子育ての両立を目指す活躍推進プログラムを策定
文部科学省は仕事と家庭の両立が図られる職場環境の実現を目指し「文部科学省女性職員の活躍推進プログラム」を策定した。家庭・子育てとキャリアの両立を目指す業務改善や必要な支援を行い、女性が働きやすい環境整備を推進していく。
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
現在政府は「女性の活躍推進」を成長戦略の中核に位置付け、「指導的地位に占める女性の割合を2020年までに少なくとも30%程度」とする目標を掲げ、社会のあらゆる分野で取り組みを推進しており、女性国家公務員の登用については文科省課室長相当職以上に占める女性の割合を2015年度末までに5%程度とするなど中間目標の達成に向け取組推進を要請している。
文科省はこれまで他府省に先駆けて積極的に女性を採用しており、2015年度採用者に占める女性の割合を40%以上とし、課室長相当職以上における女性の割合を2015年度末までに政府目標の2倍の10%程度とし翌年度以降も維持するよう努める方針。また子育て・介護などと両立しつつ男女がともに活躍していける職場とするための課題も多く、業務改善などの取り組みを進めることで家庭生活との両立が図れる職場環境を目指すという。
具体的には徹底した超過勤務の縮減や年次休暇の取得促進、ワークシェアの試験的導入やテレワーク制度の弾力化の拡充などがあげられる。また、子育て・介護などで対応が必要な職員への支援として始業・終業時刻の多様化のさらなる拡充や新たに子育て・介護メンター制度が創設されるなど少しでも働きやすい環境をと整備を進めている。
また、育児休業などにより休業した同僚の担当業務をフォローした職員に対してもその状況なども踏まえつつ総合的に評価するという試みも始まる。
《田邊良恵》
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