スマホ持つ高校生、3割以上が「家庭内ルールない」
スマートフォンを利用している高校生の3割以上が家庭内ルールを設けていないことが、総務省情報通信政策研究所などの調査結果からわかった。「ひまさえあればスマホでネット」という生徒も4割以上を超えた。
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同研究所が、東京大学情報学環・橋元研究室などと共同研究した「高校生のスマートフォン・アプリ利用とネット依存傾向に関する調査」。東京都教育庁の協力で、都立高校154校を対象に1月に実施。生徒15,191人から回答を得た。
スマートフォンを利用している高校生は、全体の84.5%。男女別では、男子(81.5%)より、女子(87.2%)の方が、利用率が高かった。学年別では、1年(87.4%)、2年(84.9%)、3年(80.8%)と、低学年ほど利用率が高い傾向にあった。
スマートフォン購入時の家庭内ルールについては、もっとも多い35.5%が「特に約束していることはない」と回答。具体的な家庭内ルールでは、「有料のアプリやサービスを使わない」(33.0%)、「食事中は使わない」(32.9%)、「怪しいサイトにはいかない」(27.5%)などが上位となった。
分析によると、ネット依存傾向ランクが「高」の生徒の方が、購入時に利用時間や時間帯などを制限するルールを設けている割合が全体平均の2倍前後と高かった。その一方で、現在の利用ルールでは各項目で購入時より5ポイント以上減少している実態にあり、ルールがなし崩しになっている可能性もあるという。
ネット利用の現状では、42.6%もの生徒が「ひまさえあれば、スマートフォンでネットを利用している」と回答。「自分はネット依存だと思う」という回答も25.0%に上った。
「ひきこもり気味」(12.4%)、「健康状態が悪化」(9.5%)、「ネットに費やす金額がだんだん増えている」(9.3%)、「学校に遅刻・欠席しがち」(8.8%)など、ネットのしすぎが日常生活に悪影響を及ぼしている生徒も少なくなかった。いずれの項目においても、女子より男子、ネット依存傾向が高いほど該当率が高い傾向にあった。
利用するソーシャルメディアは、「LINE」が85.5%ともっとも多く、次いで「Twitter」66.9%だった。全体のソーシャルメディアごとの利用時間は、「LINE」80.9分、「Twitter」78.6分。ネット依存傾向が高いほど利用時間が長い傾向にあり、ネット依存傾向「高」の生徒の利用時間は、「LINE」137.6分、「Twitter」171.0分と、突出していた。
ソーシャルメディアの利用シーンでは、「就寝前」(80.1%)、「学校の休み時間」(69.1%)、「テレビを見ながら」(61.1%)などが高かった。
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