全国学力テスト2014、沖縄や静岡で正答率が向上
文部科学省は8月25日、平成26(2014)年度全国学力・学習状況調査(全国学力テスト)の結果を発表した。前年度の結果と比較して、沖縄県や静岡県、群馬県、富山県で顕著な改善が見られた。
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全国学力テストは、日本全国の小中学生の学力や学習状況を調査・分析し、教育指導の充実や学習状況の改善に役立てる目的で、平成19年より小学6年生と中学3年生を対象として毎年4月に実施されている。平成26年は30,643校、約224万人の児童・生徒が参加した。今回より学校別の成績を公表できるようになり、大阪市や佐賀県武雄市などが学校別の成績を公表するとしている。
平均正答率をみると、小学校は秋田県が国語A、B、算数A、Bのすべての科目で1位。中学校は、福井県が国語B、数学A、Bで1位、国語Aで2位、秋田県が国語Aで1位、国語B、数学A、Bで2位となった。
前年度の結果と比較して顕著な改善が見られたのは、小学校では沖縄県(平均正答率の全科目平均8.2ポイント増)、静岡県(同7.8ポイント増)、群馬県(同6.1ポイント増)。中学校では、沖縄県(同3.4ポイント増)、富山県(同3.2ポイント増)など。
特に沖縄県は、小学校の算数Aで全国平均を2.8ポイント上回り、A問題(知識)だけでなく、B問題(活用)も改善が見られた。同県では、教員の研究活動を強化したほか、自分で調べたことや考えたことをわかりやすく文章に書かせる指導、補充的・発展的な学習の指導を強化したという。
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