大学生の内定取得者、半数以上が複数社に内定…リクルート8月度調査
大学生の就職内定率は78.2%、内定取得者の半数以上が複数社から内定をもらっていることが、リクルートキャリアの就職みらい研究所「2014年8月度内定状況について」から明らかになった。また、文系よりも理系の方が内定率が高い傾向にある。
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
同調査は大学生における就職活動の実態を把握することを目的に、8月2日から11日の期間にインターネット調査を実施。同社のリクナビ2015会員で、あらかじめ調査モニターに登録していた大学生1,423人、大学院生570人を調査対象としている。
8月1日時点での就職志望者のうち、大学生の就職内定率は78.2%、前年同月の72.0%に比べて6.2ポイント増となった。文理別では、文系75.5%に対して理系84.1%と、理系の方が内定率が高い傾向にある。就職内定(内々定)取得社数の平均は1.97社、2社以上の複数社内定取得者が51.7%となり、1社のみ(48.3%)をわずかに上回った。
大学生の就職志望率は90.7%、そのうち就職活動実施率は30.6%で、前年同月と比べて6.1ポイント低かった。就職内定(内々定)未取得者に限っての実施率は82.5%、前年同月と比べて6.7ポイント減となっている。取得者に関しては16.1%と前年同月と同水準であった。
大学生の卒業後の進路確定率は61.1%、前年同月に比べて5.6ポイント増となった。男女別の確定率では男性62.6%、女性59.2%と大きな差はなかった。ただし、前年同月比では男性7.2ポイント増に対して女性3.6ポイント増となっており、男性の方が前年より進路確定率が高くなっている。
なお、大学院生の就職内定率は93.0%(前年同月比2.6ポイント増)となっており、大学生より内定率が高い傾向にある。
《黄金崎綾乃》
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