水中のいきものは不思議だらけ…SF映画顔負けのヒラメやカレイ

 これまで3回にわたってお話ししてきたこの連載も今回が最終回。ペンギンをはじめ、水中のさまざまないきものの不思議な生態について説明させていただきました。

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向かい合うイルカとペンギン
向かい合うイルカとペンギン 全 3 枚 拡大写真
 これまで3回にわたってお話ししてきたこの連載も今回が最終回。ペンギンをはじめ、水中のさまざまないきものの不思議な生態について説明させていただきました。

 せやけど、これはほんの一部だけ。いきものたちの世界は「謎」に満ちています。みなさんがよく知っているいきものやってたくさんの謎を秘めています。

 たとえばヒラメやカレイ。「左ヒラメに右カレイ」なんて言って、彼らは目が片側に寄っていますが、生まれたばかりのときは、普通の魚のように両側に目があるのです。

 それが成長するにつれて片方の目が、人間で言えば「後頭部」、ようは頭の後ろをぐるっと回り始め、最後はふだんみなさんが見ている場所に落ち着きます。種類によっては頭の後ろを回るのでなく、頭の中を片方の目が通って反対側に目が現れるものもいます。

 なんともSF映画顔負けの「モンスターぶり」やありませんか?

 たとえばみなさんがよく池などで見る「コイ」。観賞用のニシキゴイなどは大変美しいいきものやけど、コイの「歯」はどこにあるかご存知ですか?

 コイをよく観察してみてください。あのパクパクしている口に「歯」らしきものは見当たりません。
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《京都水族館》

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