バンダイの未就学児向けアンパンマンタブレット、気になるセキュリティと安全度は?
子ども向けタブレットとなるとやはり気になるのはセキュリティなど安全面だ。発表会でも、そのことに十分配慮した設計と良質のコンテンツを謳っていたが、詳細はどうなのだろうか。
教育ICT
モバイル
advertisement

なお、計算式を解く形式のロックを解除すると、通常のAndorid端末としても機能するモードが存在する。ここでは、マーケットなどからアプリをダウンロード、インストールすることも可能だが、子どもの成長記録などが保存されていることを考えると、このモードの利用は十分に慎重にしたい。親しか使わないからと子どもに不必要なアプリはインストールしないことだ。とにかく、スマートフォンやタブレットのウイルス被害や詐欺被害などは不正アプリによるものがほとんどと言われている。
計算式パスワードも、見様見真似でロックを解除できてしまうかもしれない。十分な注意が必要と思われる。
しかし、このAndroid端末モードは、適切なフィルタリングソフトと一緒に使えば、子どもが成長していく段階では利用できるかもしれない。
全体の印象としては、あえて端末に閉じた設計がセキュリティへの配慮がうかがわれる。一般的に学習評価などクラウド管理のほうが応用が利き、サービスも広がるのだが、いまやクラウドサービスは、どのようなサービスと連携するのか広告に利用されるのかなど確認すべき点が増えている。また、個人データがクラウドに集約され端末側に残らないようになっているため、現在では逆にクラウドのサーバーやアカウント情報が攻撃対象として注目されてしまっている。
その点、端末内だけにデータが保存され、自分でメール送信やSDなどに書き込まないかぎり勝手に操作される心配が少ないコドなび!は、盗難・紛失などを除けば比較的安全な子ども向け端末といっていいだろう。
advertisement
【注目の記事】
この記事の写真
/
advertisement