セキュリティ事件意識調査1位はベネッセ顧客情報の大量流出
インターネットセキュリティサービスを行うマカフィーは、「2014年のセキュリティ事件に関する意識調査」を実施し、10大セキュリティ事件を発表した。1位は顧客情報が大量流出したベネッセの事件、3位には多くの子どもが利用している「LINE」の乗っ取り被害だった。
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調査は、日本国内に在住する企業経営者、企業に勤務する情報システム担当者や一般従業員など22歳以上の男女1,036人を対象に10月に実施した。
同社は、今年は個人をねらった「伝統的な」振り込め詐欺に加え、企業の情報漏えい、情報システムへの大規模な不正アクセスなど、個人の生活だけでなく企業の事業活動に大きな影響を与えるセキュリティの重大事件が発生した年と指摘している。
調査ではセキュリティ事案に対する認知度(複数回答)をもとにランク付けした。1位がベネッセの顧客情報大量流出の事件で77.7%の認知度、2位は振り込め詐欺/迷惑電話による被害で認知度が59.0%だった。
3位の「LINEの乗っ取り被害」、7位の「JALマイレージWebサイトに不正アクセス」、8位の「JR東日本 Suicaポイントクラブに不正ログイン」のように、不正入手した個人のアカウント情報(IDやパスワード)を悪用した「リスト型アカウントハッキング」が複数ランキングした。
同社は、巧妙化する不正アクセスの事件がランクインしていることから、個人ユーザーや組織は常に最新のセキュリティ情報を確認し脅威に備える必要があるという。
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