愛知県、不読率改善に向けたリーフレット「高校生にすすめる1冊の本」を発行
愛知県教育委員会は、読書推進を目的としたリーフレット「こころときめく贈り物~高校生にすすめる1冊の本~」を発行すると発表した。本リーフレットは、不読率(1か月間に1冊も本を読まなかった子どもの割合)の改善を目指すために作成したものだ。
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リーフレットは、「愛知県子ども読書活動推進計画(第3次)~読書が好き!と言える子どもの育成を目指して~」に基づき、高校生を対象に本を読むきっかけづくりを行い、不読率(1か月間に1冊も本を読まなかった子どもの割合)の改善を目指すために作成したものだ。
愛知県ではリーフレット作成に先立ち、2014年6月中旬に、県内全ての国公私立高校など256校に対し、司書教諭や学校図書館担当職員などが高校生にすすめる1冊の本とその推薦理由を挙げてもらうよう依頼し、9月までに274人からの回答を得た。今回のリーフレットでは、回答のあった本の中で3冊以上の推薦があった「船を編む」(三浦しをん)、「竜馬がゆく」(司馬遼太郎)、「ルーズヴェルト・ゲーム」(池井戸潤)など、8冊の本を取り上げている。
また、今回の事業目的に賛同した「LOVEあいちサポーターズあいち広報大使」の川島なお美からの推薦本「『そ・か・わ』の法則」(小林正観)、「LOVEあいちサポーターズあいち音楽大使」の DJ MITSU(nobodyknows+)からの推薦本「斜陽」(太宰治)もあわせて紹介。さらに愛知県図書館の司書からの推薦本「『社会を変える』を仕事にする 社会起業家という生き方」(駒崎弘樹)も掲載している。
愛知県では今後も、高校生が友だちにすすめたい本や先生からの他のおすすめ本を、リーフレットを通じて定期的に紹介。また「愛知県子どもの読書活動」専用Webページにも掲載していく。
《水野こずえ》
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