中教審、大学入試改革を答申…平成32年度より実施
中央教育審議会は12月22日、高等学校教育、大学教育、大学入試の一体的改革について答申した。平成32年度より段階的に「大学入学希望者学力評価テスト(仮称)」を実施し、各大学が個別に行う選抜はアドミッション・ポリシーで明確化することとしている。
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
答申は、高大接続改革を初めて現実のものにするための方策として、高等学校教育、大学教育およびそれらを接続する大学入学者選抜の抜本的な改革を提言するもの。
大学入試について、現行の大学入試センター試験を廃止し、大学で学ぶための力のうち、特に「思考力・判断力・表現力」を中心に評価する新テスト「大学入学希望者学力評価テスト(仮称)」を導入し、各大学の活用を推進する。各大学が個別に行う選抜(個別選抜)は、各大学がその特色に応じたアドミッション・ポリシー(入学者受入れ方針)で明確化する。
評価方法は、「大学入学希望者学力評価テスト(仮称)」の成績に加え、小論文、面接、集団討論、プレゼンテーション、調査書 、活動報告書、大学入学希望理由書や学修計画書、資格・検定試験などの成績、各種大会等での活動や顕彰の記録、その他受検者のこれまでの努力を証明する資料などを活用することが考えられる。
「大学入学希望者学力評価テスト(仮称)」は平成32年度より段階的に実施することを提言している。
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