ヤマハ、ブリティッシュ・カウンシルと協働し小学生英語に新コース
ヤマハミュージックジャパンと英国の文化交流機関ブリティッシュ・カウンシルは2月17日、東京都中央区にて「ヤマハ英語教室」に新コースを開設することを発表した。
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ヤマハミュージックジャパンがこれまでに展開している「ヤマハ英語教室」は、主に幼児から小学生を対象とした英語教室。2015年2月現在、全国に約1,500教室を展開し、児童約66,000名が在籍。リズムに合わせ英語を学ぶことで英語特有のリズム感を体得し、幼児期から自然に英語に親しむことを目的としてきた。
今春新設される小学生対象のコース「ヤマハイングリッシュアカデミー」は、従来の英語コースとは異なる独自プログラムで、月額レッスン料は15,000円から20,000円と、従来のコースに比べ高く設定されている。立ち上げと運営には、英国の公的な国際文化機関であるブリティッシュ・カウンシルが協力する。同機関は新コースにおいてネイティブ専任講師を配置するほか、新たな研修プログラムの監修を行うとしている。
新コースの特徴は、実践的な英語の習得で総合的な英語力を伸ばすことを骨子とし、習得の手助けを行う講師が専門性の高いネイティブ講師である点にある。具体的なコース内容や教材は今後詳細が決定される見込みだが、ストリーター氏が指摘する「聞く」「話す」「読む」「書く」の4つの能力を伸ばすオリジナルプログラムが予定されているようだ。
ブリティッシュ・カウンシルが一般企業と協力し、このような新しい取組みを展開するのは国内初の試み。同機関の駐日代表、ジェフ・ストリーター氏は、今回の試みについて「グローバルブランドの協働で相乗効果が生まれることを楽しみにしている」とコメントした。
ヤマハミュージックジャパン代表取締役社長、土井好広氏は、近年日本での子どもの英語教育を取り巻く環境が変化している点について指摘。新コースの対象は、そういった背景から望まれる実践的な英語力の習得はもちろん、帰国後の英語力を維持したいという児童や保護者の期待に応えるものである、と述べた。
2015年5月には吉祥寺直営教室と、池袋の商業施設内に1室の合計2教室を開設。5年後には首都圏を中心に60拠点の開設を目標としているが、土井氏とストリーター氏は英語教育の浸透度や講師陣の厳選には時間をかけたい、としており、事業成長より子ども英語教育の改革と普及に力を入れるようすが伺えた。
吉祥寺校、池袋校はともに2月より生徒の募集を開始する予定。レッスン開講は5月とされ、詳細はヤマハ英語教室ホームページ内の特設ページにて閲覧することができる。
《佐藤亜希》
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