【母親座談会(前編)】私立中高一貫校のよさと我が子の成長
私立中高一貫校は、学校ごとに特徴や魅力があり、長引く不況のなかでも根強い人気がある。具体的にどういうよさがあるのか、保護者はどのように感じているのか、在学生・卒業生のお母様4人に本音を語ってもらった。
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中村さん(大妻):中学では道徳の時間に、創立者の歴史を学びます。毎年母の日には、創立者にお花を供える習慣があります。
高島さん(山脇):校内に創立者の銅像があり、そこを通るときは会釈をすることになっています。中1のときにはお墓参りもしました。
佐藤さん(麻布):中1のときに創立者の伝記を全員読み、感想文を書いたり、沼津までお墓参りに行ったりと、創立者にまつわる行事がいろいろあります。若者の教育に生涯をささげた方なので、子どもたちにはよい経験になると思います。
◆保護者の願いは、我が子の自立
中村さん(大妻):娘には自立して欲しいですね。最近、お友だちのお母様の影響で、お医者さんになりたいと言い始めています。夢がかなえばいいなと思います。
佐藤さん(麻布):私も、自分で考えて自分で行動できる、きちんとした情報や知識を自分で取捨選択して、自分の考えを構築して、実行できる大人になってくれたらいいなと思います。
石川さん(早実):やはり、自分で判断して行動できる人間になってほしいです。小さいときから、たとえば寒かったら親が服を着せるのではなく自分で着る、というように育ててきました。自分の人生は自分で切り開いてほしいです。
高島さん(山脇):自立した子に育ってほしいと思っています。学校は面倒見がよくて自分で考えなくてすんだところもありますが、よい環境で大切にされて過ごしたからこそ、自信がついたところもあると思います。大学生になって、春休みに1人で海外に行くと言い出して驚いています。中高で自信をつけていただいたおかげかも知れません。
--ありがとうございました。
目標となる先輩との出会いや、6年間を通じて育まれる友情、恵まれた環境のなかで自身と向き合う時間を大切にしながら学べるのは、私立中高一貫校ならではのよさといえそうだ。部活や好きなことに打ち込みながら確かな学力を身に着けることで、保護者が望む「自立した人間」への成長が期待できるのではないだろうか。
この座談会は2015年3月6日、NTT東日本が運営する「マナビとミライ」と共同で開催した。
◆マナビとミライ
NTT東日本が運営する教育情報サイト。多数の中高一貫校を紹介し、親子で進路を考えるのに役立つ情報を提供している。
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