【保護者の就活】手書きのエントリーシートはどうやって書けば良いの?
就活生を持つ保護者の質問に、キャリアコンサルタントで就活情報サイト「MyCareerCenter web」を運営する高嶌悠人氏が答える連載「保護者の就活」。第21弾では、手書きのエントリーシートについて聞いた。
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◆手書きのエントリーシートはどうやって書けば良いの?
エントリーシートの提出が始まると、必ず学生より質問されるのが手書きのエントリーシートについてです。昨今の就職活動は大半がWeb化されているため、手書きで記入する機会は非常に少ないと言えます。Web上でプレエントリーやエントリーシート提出、テスト受験なども行えるのです。
つまり、この時代に手書きのエントリーシート提出を求める企業は、何かしらの理由があった上で、「手書き」をさせているわけです。企業が、手書きでのエントリーシートを作成させる理由は、大きく分けて2つあります。
1つ目は、学生の個性を見るためです。Web上で行うものはデジタル化されているので、そこに学生の個性は表現されにくいです。その点、手書きのエントリーシートであれば、学生の個性が表れやすいので、Web上のエントリーシートより精度の高い選考ができると考える企業があります。
2つ目は、志望度の低い応募者を減らすためです。手書きエントリーシートの大半は、フリースペースで自由に記載ができるものです。色ペンを使うのも自由ですし、写真などを貼り付けることもできます。こういった装飾は、学生にとって大きな負担になるのです。そのため、志望度の低い学生は応募してこないので、母数を減らせる上に志望度の高い学生を中心に集められるというメリットがあります。
以上の理由で、企業は手書きのエントリーシートを採用方法として使用している背景があります。そのため、手書きエントリーシートの作成で重要なのは、「自己表現」と「志望度の高さ」になります。自分が伝えたい内容を明確化した上で、しっかりと時間をかけて手書きエントリーシートを作成することで、通過する確率は高くなると言えるでしょう。
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リセマム連載「保護者の就活」は、就活生や就活を控える学生の保護者からの質問に対し、キャリアコンサルタントであり就活塾「MyCareerCenter」代表でもある高嶌悠人氏がアドバイスや適切な回答を行うシリーズ。
学生や保護者からの就活に関する質問は、「MyCareerCenter」お問い合わせフォームで随時送信が可能になっている。
《編集部》
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