小学館、第9回「12歳の文学賞」受賞者発表…2年連続大賞の快挙
2006年より小学館主催で開催している、小学生限定の小説コンクール「12歳の文学賞」の第9回受賞者が決定し、3月27日に贈賞式が行われた。今回は前第8回の大賞受賞者2名のうち1名が大賞を連続受賞するなど、審査員も脱帽の快挙となった。
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同コンクールは、「小説部門」と「はがき小説部門」の2部門にて、2014年5月から9月の期間に作品を募集。2015年2月28日に受賞作品を決定し、このたびの贈賞式開催となった。2部門ともに、大賞、優秀賞、審査員特別賞(あさのあつこ賞、石田衣良賞、西原理恵子賞)、読売新聞社賞、佳作、奨励賞の各賞が選ばれた。
第9回小説部門の大賞は、小学5年生の鈴木るりかさんの「マイワールド」。鈴木さんは前回も「Dランドは遠い」で大賞を受賞。同コンクール始まって以来の2年連続大賞受賞という快挙を達成した。優秀賞は、小学6年生の中濱ひびきさんの「うさぎの瞳」と「ベッティさんは何を見たのか?愛、運命、信頼と裏切り、そして強くなること、死ぬほど辛い事が人を強くする。」の2作品が選ばれた。中濱さんも前回の大賞受賞者。こちらもまた文学賞史上初の快挙となった。
そのほか、ラオス在中の小学4年生が小説部門の読売新聞社賞を受賞、アメリカ在中の小学4年生がはがき小説部門の大賞を受賞するなど、国内のみならず広く小学生の文学作品が集まったコンクールとなった。
4月3日には、今回の受賞作品を収めた電子書籍「12歳の文学 2015年版」が発売される。なお、第10回「12歳の文学賞」の詳細は5月上旬頃より公式サイトにて発表される。
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