【父親座談会(前編)】私立中高一貫校のよさと我が子の成長

 私立中高一貫校は、学校ごとに特色や魅力があり、根強い人気がある。入学後はどのような学校生活を送っているのか、お子さんの成長を保護者はどのように感じているのか、在学生・卒業生のお父様4人に語っていただいた。

教育・受験 受験
座談会のようす
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◆我が子の成長への期待

横山さん(麻布):この先どのような世の中になっていくのか、未来が見えないので難しいですね。どんな世の中になっても、自分で考えて、自分で道を切り開いていけるようになってほしいですね。

田中さん(開智):自分で未来を切り開く力は大事だと私も思います。息子には、人の心がわかる人になってほしいです。

池田さん(カリタス):私学のよさは、生活スタイルや価値観が似た人が多く、間違った行動をする子が少なく安心なことだと思います。反面、世界が狭くなるという危惧があります。娘たちは、外にもたくさん友達を作っていましたし、大学は共学に進学したことで、視野が広がったと思います。今のところ、いい感じで成長していると思います。挫折が人を強くすると思うので、小さな失敗をたくさんしながら成長してほしいと思います。

永島さん(共立):大学に合格することが目的であってほしくないですね。進学してその先で何をやりたいかはまだ見えていないようですが、早くやりたいことを見つけて、突き進んでほしいと思います。今は、そのための基礎を学んでいる時期なのだと思います。今は、グローバル化は当たり前の時代になっていると感じています。英語は当然のスキルとして、身に着けてほしいですね。

--ありがとうございました。

 お子さんたちは、恵まれた環境で、友達関係にも恵まれ、充実した学校生活を送っているようだ。ユニークな授業や行事での貴重体験を通じて6年間じっくりと学び、多くのことを身に着けられることが私学の、中高一貫校のよさではないだろうか。


 この座談会は2015年3月21日、NTT東日本が運営する「マナビとミライ」と共同で開催した。

◆マナビとミライ
 NTT東日本が運営する教育情報サイト。多数の中高一貫校を紹介し、親子で進路を考えるのに役立つ情報を提供している。
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《石井栄子》

石井栄子

子育てから、健康、食、教育、留学、政治まで幅広いジャンルで執筆・編集活動を行うフリーライター兼編集者。趣味は登山とヒップホップダンス、英語の勉強。「いつか英語がペラペラに!」を夢に、オンライン英会話で細々と勉強を続けている。最近編集を手掛けた本:『10歳からの図解でわかるSDGs「17の目標」と「自分にできること」』(平本督太郎著 メイツ出版)、『10代から知っておきたいメンタルケア しんどい時の自分の守り方』(増田史著 ナツメ社)『13歳からの著作権 正しく使う・作る・発信するための 「権利」とのつきあい方がわかる本』(久保田裕監修 メイツ出版)ほか多数

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