適度にネットを利用する青少年のITリテラシーが高い…ILAS報告
インターネットをまったく利用しないのではなく、ある程度の利用経験があり、利用し過ぎず適度に利用をコントロールできている青少年は、インターネットリテラシーが高い傾向にあることが、安心ネットづくり促進協議会が3月31日に発表した報告書より明らかになった。
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「安心協ILAS」の調査と検証は、総務省ILAS(Internet Literacy Assessment indicator for Students:青少年がインターネットを安全に安心して活用するためのリテラシー指標)を援用する形で、おもに保護者と青少年を対象にインターネットリテラシーを可視化しようとする試み。2年目となる今回は、全国の保護者1,286名と高校生759名、中学生795名、小学生258名の合計3,098名を対象としたインターネットリテラシー実態調査を実施し、調査結果を最終報告書として公開した。
調査の結果、保護者の正答率は年代別ではほぼ変わらず、中高生では学齢が低くなると正答率が低い。性別にみると、保護者は男性のほうが正答率が高く、中高生は女性の方が高い。
保護者、青少年ともに、ネットモラルを学んだ経験のある人のほうが正答率が高い。特に中学生においては、啓発経験によって正答率の差が大きい傾向がある。
青少年がインターネット利用に関して困ったときに相談する相手は、親の割合がもっとも高く、年齢が上がるにつれて、友達(リアル)の比率が高くなる傾向がみられる。
「利用時間と正答率」「利用期間と正答率」をみると、インターネット利用の初期段階(利用なし~利用半年間)では、正答率が低い。また、利用時間に関しては、まったく利用しないのではなく、ある程度利用経験はあるものの、利用し過ぎず適度に利用をコントロールできている青少年の正答率が高いことがわかった。
ILAS検討作業部会では、インターネットリテラシー指標(ILAS)を通じて青少年と保護者のインターネットリテラシー水準の向上を実現するため、実行計画・検討課題や対策について検討を行っている。今回の調査結果から、「家庭や学校等で話し合う機会を設けて、適切に利用時間をコントロールすることを推進すること」「青少年の啓発研修会において、専門的な用語(法律等)を丁寧に説明すること」「保護者や青少年の研修会において、最新の事象をできる限りタイムリーに伝達していくこと」が必要であり、安心ネットづくり促進協議会の啓発活動と連携していくことを進めていくとしている。
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