計画どおり進まない就活生は6割、女子は「育児・介護支援」重視
2016年3月卒業予定者の就職活動が本格化しつつあるなか、アイデムでは就活学生を対象に就職活動についてアンケート調査を実施。その結果を発表した。就職活動が「予定よりも進んでいない」と回答した就活学生は約6割を占めた。
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同調査は、昨年の11月1日時点、今年の2月1日時点にも実施してきたが、今回は3月1日時点のもの。就活の進捗状況で「エントリー活動段階」と回答したのは61.9%にのぼり、2月1日時点の21.4%から大幅に増加した。ただし、就職活動が「予定よりも進んでいない」と回答した就活学生は約6割を占め、苦労している様子がうかがえる。
志望する企業の規模について尋ねると、「大企業志向」は49.1%、「中小企業志向」は27.2%、「こだわりなし」は23.7%。2月1日時点では「大企業志向」が53.3%、「中小企業志向」が22.9%、「こだわりなし」が23.7%だったことを考慮すると、就職活動が進むにつれて就活学生の意識が中小企業にも向けられているようだ。
志望業界として人気があるのは、男子学生は「メーカー」「商社」「ソフトウェア・通信」、女子学生では「メーカー」「サービス」「商社」となっている。志望職種は、男子学生が「営業系」「企画系」「事務・管理系」、女子学生が「事務・管理系」「企画系」「営業系」となった。
企業選びで重視する項目では、「事業内容」「会社・社員の雰囲気」「職種」「業界」「勤務地」で、特に女子学生は「育児・介護支援」を重視する傾向にある。
就活学生の約半数が「大企業志向」を持っているものの、就職活動が進むにつれて、中小企業が優秀な就活学生を確保できるチャンスは広がる。「事業内容」「会社・社員の雰囲気」「職種」「業界」「勤務地」「育児・介護支援」をポイントとして就活学生にアピールするのが肝心だ。
就活が進むにつれて就活学生の目が中小企業にも向けられる!?
《加藤/H14》
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