HADOは、頭部に装着するスマートフォン搭載のゴーグル(ヘッドマウントディスプレイ)と、腕につけるスマートウォッチのふたつを用いて行うAR技術(拡張現実)を利用したバーチャルゲーム。ふたつの装備は「ウェアラブル武器」と呼ばれ、ゴーグルを通して見えるドラゴンに向かい、腕を振り下ろす、突き出すなどの動きで“魔法”をしかける仕組み。
子どもたちの動きはウェアラブル武器のモーションセンサーによって認識され、ディスプレイ内には動きに合わせた視点移動や魔法が放たれるようすが描き出される。参加者が見ている画面とは別に、会場のプロジェクターには参加者とドラゴンが戦うようすが映し出された。プロジェクターの設置により、参加を待つ子どもや保護者も一帯となって戦いを楽しんでおり、HADOブースは始終、熱気に包まれていた。
戦いを終えた子どものなかには額にうっすらと汗を浮かべる者もおり、「ドラゴンを倒せなくて悔しい。また挑戦したい」「魔法を使いたいと思っていたので嬉しかった」など、多くの子どもたちが新感覚のゲームに頬を上気させていた。保護者からも、「ゲームなのに運動になるなら、やらせても良いかと思う」と好評だった。