自動で音声とフリガナ付け、「読み」が困難な子を支援するソフト
電子機器、精密機器メーカーのシナノケンシ(長野・上田市)が、文章を読むことに困難を抱えた子ども向けに、授業で使う自作プリント類をコンピューター上で読みやすく加工するソフトウェアを開発、販売を始めた。
教育ICT
ソフト・アプリ
検定済み教科書は既に、民間団体の手で電子化し、読みに困難を抱えた子ども向けに、コンピューター上の支援ソフトを使って活用できるようになっている。「デイジー教科書」などと呼ばれ、タブレット型コンピューターなどを使って、実際に授業で活用し始めている。ただ、教員が自作したプリント類など、教科書以外の教材は支援ソフトに対応させることが難しかった。
開発したソフトウェアは「プレクストークプロデューサー」と名付けた。コンピューター上で、使いたい文章を入れると、自動で音声とフリガナが付けられるようになる。
実際に授業で使う際は、支援を必要としている子どもにタブレット型コンピューターなどを持たせ、データを転送する。
この商品は、昨年度から「学習上の支援機器」について文部科学省の研究指定を受けて長野県内の一部の学校では実験的に使っている。
「読み」が困難な子を支援するソフトウェア シナノケンシが開発・販売
《日本教育新聞》
【注目の記事】
この記事の写真
/