JASSO、個人信用情報センターに632名の入金情報を誤登録
日本学生支援機構(JASSO)は、全国銀行個人信用情報センター(個人信用情報センター)に誤った内容の入金情報を送信していたことを謝罪した。対象の632名には文書で個別連絡し、現在は全て正しい信用情報へ修正済みという。
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誤送信された対象者は、過去に奨学金返還の延滞により個人信用情報センターに登録された者のうち毎月の返還に加えて半年毎の返還を併用する方法(月賦・半年賦併用)を選択している者。対象者の情報を、(1)月賦だけで良い月なのに半年ごとの返還金額が未入金と誤った情報を登録、また、(2)延滞中で一部入金しているにもかかわらず未入金扱いとして情報を誤登録し、合計632名、673件の情報が正しく登録されなかった。
誤登録の情報が参照可能だった期間は平成26年10月6日から平成27年9月4日で、この期間中に個人信用情報センターの加盟会員の金融機関等から照会され、ローン契約の不成立などの影響が出た可能性がある人は26名、28件だったという。
なお、件数はすべて債権数。学部と大学院の両方で奨学金の貸与を受けた場合には1人で2債権となる。
約定どおり返還中で延滞のない人、返還期限猶予の措置を受けている場合など、個人信用情報センターに登録されていない人に影響はない。同機構はシステムのプログラムミスが原因と謝罪した。
《富田量》
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