エルモ社、フルHD対応の書画カメラ10/27発売

 テクノホライゾングループのエルモ社は10月27日、フルHD対応のパン・チルト・ズーム書画カメラ「PTC-400HD」を発売する。高校・大学や学習塾における講義録画やモニタリング、遠隔授業配信などでの活用が見込まれている。価格はオープン。

教育・受験 先生
フルHDパン・チルト・ズーム書画カメラ「PTC-400HD」
フルHDパン・チルト・ズーム書画カメラ「PTC-400HD」 全 2 枚 拡大写真
 テクノホライゾングループのエルモ社は10月27日、フルHD対応のパン・チルト・ズーム書画カメラ「PTC-400HD」を発売する。高校・大学や学習塾における講義録画やモニタリング、遠隔授業配信などでの活用が見込まれている。価格はオープン。

 書画カメラ(実物投影機)は、プロジェクターや電子黒板などと一緒に使用される定番の教育用ICT機器。手元の資料や立体物を撮影する便利な装置として、学校の授業での活用から、遠隔授業やテレビ会議などにおける活用へ広がりをみせているという。

 今回発売する「PTC-400HD」は、「授業全体のようすなどを録画するフルHDカメラが必要」というニーズに応え、エルモ社がロングセラーの「PTC-400C」をベースにフルHDへの画質向上を図ったもの。同軸ケーブルで最大300メートルの映像伝送が可能なHD-SDI方式を搭載している。

 高倍率ズーム機能も搭載し、10倍電子ズームと合わせて、最大120倍までズームが可能で、大講義室などの広い場所でも使用できる。パン350度(左右175度)、チルト210度(上15度、下195度)、旋回スピード最大100度/秒。赤外線リモコンや別売りのPTZコントローラなどから、カメラコントロールも可能。

 録画機器に接続することで、授業や講演をハイビジョン画質で録画でき、ハイビジョン対応のテレビ会議システム・Web会議システムと接続すれば、離れた教室にも臨場感あふれる授業を配信できるという。

 構内放送システムとして、ホールや体育館で実施されるイベントのようすを教室や廊下などに設置したディスプレイに映像配信することもできるほか、監視カメラとしても使える。価格はオープン。

《奥山直美》

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