電通がアクティブラーニングを支援…専門サイト開設

 電通は、電通総研内に「アクティブラーニング こんなのどうだろう研究所」を10月15日付けで立ち上げたことを発表した。学校教育におけるアクティブラーニングの本格的導入を控え、全国の教育機関のサポートや社会課題の解決、ビジネスソリューション化を推進するという。

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 電通は、電通総研内に「アクティブラーニング こんなのどうだろう研究所」を10月15日付けで立ち上げたことを発表した。学校教育におけるアクティブラーニングの本格的導入を控え、全国の教育機関のサポートや社会課題の解決、ビジネスソリューション化を推進するという。

 アクティブラーニングとは、生徒自らが課題を発見し、考え、話し合いを通して納得のいく答えや解決方法を導き出す、従来の教員による一方的な講義形式の教育とは異なる能動的な学習方法。中央教育審議会においても、大学教育に関する答申でアクティブラーニングの導入が打ち出されており、社会に出てからも通用する汎用的な能力を身に付けることのできる次世代人材を育成する教育・学習法として導入が急務であると記されている。

 このような背景を受け、電通は、コミュニケーション領域でのプランニングメソッドや社内クリエーティブスタッフ養成研修、「広告小学校」などの社会貢献活動で培ってきたノウハウを活用し、アクティブラーニングに応用できる方法論を体系化したという。

 研究所では、今後、元気プログラム作成委員会とも連携し、教育機関向けにアクティブラーニングの方法論の教材化や実践課題の提供、ワークショップの実施などを行うほか、企業や自治体に向けても、アクティブラーニング教材の開発支援、新規事業や新しい商品開発に向けた発想支援、アクティブラーニングを活用した社会課題の解決、地域活性支援などを行っていくという。

 なお、2016年度は、教育専門大学との連携、ならびに小・中・高校3校の研究校において研究授業を推進していく予定だ。

《畑山望》

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