学びのプロセスを3者で共有、学習支援システム「まなBOX」…NSD
NSDは、教員による課題の設定から児童生徒の成果物の提出、評価や振り返りまでをひとつのシステムで行える「まなBOX」の提供を開始した。まなBOXは、学習プロセスを教員、生徒、保護者で共有できる、小中高校向けeポートフォリオ学習支援システム。
教育ICT
先生
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NSDは、社会では情報化の急速な発展によりICTを最大限活用した教育が求められているものの、大学などに比べ小中高校ではコスト面や設備維持の難しさなどに課題があり、教育ICTの普及が進んでいないと考察。クラウドをベースとした簡便な学習支援システム「まなBOX」を製品化した。
「まなBOX」は、エクスプローラ風の画面で教科科目ごとの学習プロセスを教員が簡単自由に登録できることが特長。登録した学習プロセスは児童生徒、保護者にも連携され、どのように学習を進めていくのかが共有できる。
さらに、教員は作成した学習プロセスごとに「提出」や「話し合い」、「確認テスト」といった学習課題を設定できる。学習プロセスと課題は、コピーして繰り返し使用したり学習指導ポートフォリオとしてほかの教員と共有したりすることで授業の質の向上に役立てることも可能。また、話し合いに投稿した意見やデジタルコンテンツとしてまとめたレポート作品、画像や音声・動画も扱えるため、さまざまな成果物を学習プロセスと一体化して蓄積していくことが可能となった。
多様な評価によるリフレクションを誘発するため、児童生徒が自身の学習成果としてショーケースポートフォリオを作成し公開すると、すべてのユーザから参照され作品に対するコメントをもらえる機能も搭載した。学習への取組みを多面的な評価できるため、自己評価と教員からの評価とのギャップや生徒同士の相互評価から自身の取組みを振り返ることができる。
まなBOXはインターネットに接続できる環境があれば、パソコンだけでなくタブレットやスマートフォンからもアクセスできる。校外学習にも利用範囲が広がりそうだ。
◆「まなBOX」動作環境
OS:Windows 7以降、MacOS X 10.7以降、iOS 6.0以降
ブラウザ:Google Chrome 最新版、Safari 最新版
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