Z会、グリー、デジタル・ナレッジ、ReDucateが2016年の教育サービスを発表
Z会、グリー、デジタル・ナレッジ、ReDucateの4社が2016年における新サービスを発表した。Z会は小学3、4年生向けのタブレットコースを新設するほか、中学生向けに高校受験コースを全面刷新し、2016年春より開講する。
教育ICT
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
◆Z会は小学生向けのタブレットコースを新規開講
Z会の「小学生タブレットコース」は、同社の“担任指導性”を生かし、担任の先生と生徒がコミュニケーションをとりつつ、毎月の学習計画をたて勉強していくシステム。専用タブレットはなく、iOS/Android向けのアプリとして提供され、家庭のタブレットにアプリをインストールして使用する。価格は、国語・算数・理科・社会・英語・総合学習の6教科で、1か月あたり6教科セットで、1か月あたり6,480円から(12か月一括払いで申し込んだ場合の1か月あたりの金額)。
まず、2016年春より小学3、4年生に向けて開講し、翌2017年以降、小学5、6年生コースも順次スタートする。小学1、2年生向けのタブレットコースは当面の間、予定はないとのこと。
◆中学生向けには、高校受験コースを全面リニューアル
中学生向けの「高校受験コース」は、2015年春からスタートした「iPadスタイル」を全面的にリニューアルし、「塾のような感覚で学習でき、自分で学習する自習室を用意しました。また、これまでの通信教育では弱かった反復学習や、“誤答”をデータベース化し、再度学習できる工夫をしています」(Z会公立中高事業部小西氏)という。
自分専用のカレンダーで月ごとの計画を立てられるほか、年間の学習計画も立てられる。また、ランキングで全国の生徒の中での自分の位置を確認できたり、勉強の成果によって努力賞ポイントがもらえたりするなど、継続性とやる気を起こす工夫もされている。
対応はiOSのみで、これまでのiPadスタイル同様のアプリ配信となる。2016年3月から開講し、価格は英・数・国・理・社の5教科で、1か月あたり8,700円~(12か月一括払いで申し込んだ場合の1か月あたりの金額、中1・中2で「iPadスタイル」を申し込んだ場合)。1教科だけの申し込みも可能だ。ちなみに、退会した場合でも、その後1年間は購入した月の分の問題を参照できる。
◆デジタル・ナレッジと早稲田大学が退学予兆検出エンジンを共同開発
デジタル・ナレッジからは、10月28日にリリースした、教育ビッグデータを解析し学習指導に活用する総合サービス「Analytics+(アナリティクスプラス)」が発表された。
「Analytics+」は、生徒の学習時間や学習内容などの教育ビッグデータを可視化・学習傾向分析し、効果的な教育効果を導き出していく。さらに、自動処理の“Robot”機能で、生徒ひとりひとりにあった指導方法を提示できるとしている。
また、早稲田大学との産学連携プロジェクトでは、Robotを活用した「退学予兆検出エンジン」を開発、学生の行動を分析し、退学予兆を検出することが可能になった。学校だけでなく、企業などの様々な教育機関に個別提供していく予定だ。
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